金髪執事と1つ屋根の下
芽生えた思い
学ラン金髪男子はあたしの問いかけには答えず黙って学ランのポケットからケータイを出した。
そして誰かに電話をかけ始める。
……誰に電話してるの?
「警察ですか?
実は家に泥棒が入って……はい…大丈夫です…分かりました」
警察!?
マジマジと学ラン金髪男子を見つめると電話を終えた学ラン金髪男子がコッチを向いた。
ーズキンッ
……あ……。
学ラン金髪男子の痛々しい姿を見て胸が痛む。
「…んだよ
コッチ見んな」
「……っ…ゴメンなさい」
「…は?」