金髪執事と1つ屋根の下
「あたしのせいで……怪我をっ……!!!!」
「バカじゃねぇのか」
「え?」
思いもしなかった返答に思わず声を上げてしまった。
学ラン金髪男子はあたしを睨んでいる。
「お前のせいじゃねぇ」
「………え」
「俺が勝手にした事だ」
「…………………」
学ラン金髪男子………。
学ラン金髪男子の優しい言葉に気づくとあたしは涙が零れていた。
冷たい人だって思ってたケド。
こんな人と住むことになって最悪だって思ってたケド。
今は……そんな事ない。