金髪執事と1つ屋根の下
急に変わった低い声にあたしの涙は止まった。
前には学ラン金髪男子がさっきまでの様にあたしを睨んでいる。
何で?
何で怒っちゃったの?
「テメェのせいじゃねぇっつってんだろ
何度も言わせんなバカ」
「………っ!!」
もしかして……。
あたしが…気を使わないようにしてくれてるの?
学ラン金髪男子を見ると唇の血を痛そうに拭っていた。
ードキンッ
「……………!!!???」
あたしは急に高鳴った胸に手をあてる。
何!?
何なの!?