金髪執事と1つ屋根の下
何だ?
直紀を見ていたように女逹を睨み付ける。
「隼人……怪我大丈夫!?」
「薬持ってきたから手当てさせて!!!」
「誰にやられたの!?」
好きな様に口を開く女逹に虫酸が走った。
「ウゼェ…全員黙れ」
「……………!!!!!」
俺がそういい放った瞬間女逹の顔が悲しみに包まれる。
その顔を見て俺の頭には藍の姿が浮かび上がった。
アイツ…俺の怪我を見て泣いてたな。
泣く意味が分からねぇ。
二人共助かったんだからそれでいいだろ?
目の前の女逹を見ると泣いている。