金髪執事と1つ屋根の下
未来がスゴい勢いであたしを抱きしめた。
「未来!?」
「ぶ…無事でよかったぁぁ!!!」
「……み…らい」
「藍に何かあったらあたしっ…あたしっ……」
「未来~っ!!!」
二人の瞳からは大粒の涙が溢れていて……。
お互いにグシャグシャの顔を見ながらしばらくの間泣き続けた。
落ち着いてきて再び昼ご飯を食べ始めると未来が最初に口を開く。
「ついさっきまでは…藍に悪い事ばっかり聞かされてたから、学ラン金髪男子の事嫌いだったケド……
今は藍を任せてもいいって思ってる」
「……え?」