金髪執事と1つ屋根の下
「恋はね……先にアタックした方が勝つのよ!!!!」
「そっ…そうなの!?」
知らなかった。
先にアタックした方が勝ち。……隼人と両想いになれるんだ。
未来は肩にあるあたしの手を振り払いスゴいスピードでお弁当箱を片付け始めた。
どうしたの?
「未来?」
「藍も早くパン片付けて!!」
あたしのパンまでも片付け出す未来。
イキナリの行動に頭がついていかない。
次の授業までにはまだ時間はあるし……何でそんなに急いでるの?
固まりながら未来を見つめる。
すると未来はパンを片付けていた手を止めた。