金髪執事と1つ屋根の下
任せろ。
イチゴパン買ってきてやる。
ニヤリと微笑みながら俺は人ごみの中心へと行くために足を進めようとした。
その時
ーグイッ
突然後ろからスゴい力で腕を引っ張られて俺は人ごみから抜け出してしまう。
……は?何だよ。
イライラしながら俺の腕を掴んでいる手から顔へと視線を移した。
「何だテメェ…」
そこには見覚えの無い女の姿。
……ウゼェなコイツ。
「馴れ馴れしく触んじゃねぇよ」
「キャッ!!!!」
腕を払った時に聞こえた女特有の高い声。
コイツ…マジで気持ち悪ぃ。