金髪執事と1つ屋根の下






俺は何も言わずにたった今抜けてしまった人混みへと向かう。




すると







ーグイッ








学ランの裾を引っ張られた。









「…にすんだよ」








後ろを向くと学ランを引っ張っていたのはさっきのウゼェ女。


何なんだよ。









「あ…の……」





「あ?」









女が口を小さく開いてボソボソ話すから上手く聞こえねぇ。










「あ……こ…れ…」





「こ…れ?何言ってんだテメェ」





「これ…食べて下さい!!!!」









ードンッ










さっきまでの女からは考えられないくらいの大きな声と共に突然感じた顔への衝撃。








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