金髪執事と1つ屋根の下
そんな事を考えていた時後ろから聞こえた直紀の声。
「隼人、待てよ~!!!」
ードンッ
背中に感じた衝撃に俺は顔を歪めた。
背中には固いモノが当たっている。
「直紀…テメェ…」
「俺をおいてく隼人が悪ぃんだぞ」
「…あ?」
おいてくって何だよ。
いつでも誰かとつるんでるって……お前は女子か。
そう思いイライラしながら顔だけ後ろに向けると背中に当たっている固いモノの正体が何か分かった。
「…んだよ。それ」
「は!?……あぁ。コレか」
直紀は俺の背中から固いモノを離して顔の前につき出す。