金髪執事と1つ屋根の下
そんな時目に入ったのはあたしが着ている学ラン。
……そうだ。
今あたしはこの高校の制服を着ているんだからそう簡単にはバレない!!
そう自分に言い聞かせると心が明るくなってきた。
顔にも自然と笑みが浮かぶ。
「………よし…」
さっきの白衣の先生がドコかへ行ったか確認するためにあたしは壁から顔を少しだけだし、廊下を覗いてみた。
「…………!!!????」
あたしは目を見開いて顔を引っ込める。
白衣の先生はドコかへ行くどころかあたしの方へと近づいて来ていた。
ど、どどど、どうしよう!!!
落ち着いたハズの心臓が再びドクドク高鳴りだす。