金髪執事と1つ屋根の下




遠目で見たら他校の生徒だってバレないかもしれないケド、近くで見たらいくら学ランを着てても………


バレるよね!?




本当にどうしよう!!泣いて謝ったってきっと許してもらえない。



ここは……逃げるしかない!!!!






もう一度顔を出して廊下を覗くと、運よく白衣の先生はあたしがいる方と反対の方へと顔を向けていた。



今がチャンス!!





あたしは足音を立てないように静かに廊下を進んでいく。




落ち着いて……。


落ち着いて……。




そう自分に言い聞かせながら確実に前へと進んで行った。





あと少しで白衣の先生から死角になる場所へ行ける。







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