金髪執事と1つ屋根の下




「待てーーーー!!!!」






廊下に響き渡る白衣の先生の声。


怒声の低さから白衣の先生の怒りが伝わってくる。




怖い!!無断で他高に進入してるなんてバレたら絶対ヤバいよ!!


それに「待て」って言われて待つ人なんてなかなかいない!!





何度目か分からない曲がり角を曲がりながら追いかけてきている白衣の先生の姿を確認した。



自分で言うのもアレだケド走るのは結構速い方。


後ろから追いかけてくる白衣の先生の姿は最初と比べてかなり小さくなっている。



この調子なら逃げられるかもしれない!!



そう思いながら廊下を走り続けていると右手に階段が見えてきた。


階段の下で足を止めて見上げると、屋上へと続いている。





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