金髪執事と1つ屋根の下




身体の動きが止まると涼しい風があたしの身体を包んだ。


風の動きに合わせて髪がふわふわと浮き上がる。




浮き上がる髪を手でどかしながら屋上を見渡すと遠くに黒いモノが見えた。







「…………!!!???」







な…何!?


誰かいるの?




目を凝らして見ると学ランを着た人があたしがいる方と反対の方に頭を向けて横になっている。




ここの学校の生徒……?



もしかして…授業をサボってるの?







「………………」







無言で見続けてもサボっている生徒は動く気配が無い。



寝てるのかな……?




サボってる生徒=不真面目。





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