金髪執事と1つ屋根の下




平凡な、誰にでも作れそうな目玉焼き。


だけど俺の中では、あの目玉焼きは何か違ったみたいで。


自分のことなのに自分が分からない。





ーークラッ





「………っ!?」






急に歪み出した視界。

目の前で藍について騒いでいる女達の姿が少しずつ見えなくなっていく。





倒れそうになる体に力を入れて必死に持ち直そうとするけど………ダメだった。


俺は気を失い、その場に倒れこむ。














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「………っ?」








眩しくて目を開くと、映ったのは……空。体には硬い感触。



ここ………屋上か?





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