金髪執事と1つ屋根の下
「知り合いっつーか………同居人。」
隼人からそう聞こえた瞬間、さっきまで質問をしてきていた男の人の目が大きく見開かれた。
男の人はすごい速さで隼人へと近づいていく。
え、何。
隼人に何する気なの?
やめて!!
隼人を守ろうと足を動かそうとした時、耳に届いた声…
「隼人!!お前、女の子と住んでるのか!!そうか!!」
………え?
隼人にそう話す男の人が、すごく嬉しそうな笑顔だったから。
私はポカーンと口を開けたまま立ち尽くす。
……何なのこの人。