金髪執事と1つ屋根の下
もう嫌。
あたしこの人と二人で暮らしていく自信がないよ。
ーガチャッ
あたしは玄関を出た。
外はいつもと変わらず清々しい朝。
変わったのはあたしの日常だけ。
何故だか分からないケド急に虚しさが込み上げてくる。
何で……何であたしがこんな事に……。
昨日までは幸せな毎日を過ごしていたのに……。
そう思った時…
ーガチャッ
後ろから玄関の扉が開く音が聞こえた。
「…ったく先に行くなよ」
「……………」
「………?
どうした?」