金髪執事と1つ屋根の下
まさか……カバンを投げたの!!??
頭に向かって!?(←さっき自分も同じ事した)
「テメェ…あんまり調子に乗んじゃねぇぞ?」
「……っな!!」
頭上から冷たい声が響いてきたからあたしは立ち上がって後ろを振り向いた。
あたしは冷たい表情の学ラン金髪男子と向かい合う。
「な……に…」
「調子に乗るな」
「……っ!!!」
悔しい。何も言えない自分が悔しい。
「調子に乗ってるのは学ラン金髪男子も一緒でしょ!?」って言えない……。
あたしはスカートの裾をギュッと握った。