可愛くない同居人。
第五章

休日の花。






「ねぇ、やっぱり」



冷んやりとした部屋のなか、私は俯いたまま、力無く呟く。




「あたしのせい、なのかな」



重たいまぶたを開き、答えを求めるように見つめる。





「・・・お父さん」





言葉は、空気に溶けて、静かに消えていった。

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