可愛くない同居人。


「お母さん、見て!」

「上手ね。凛が描いたの?」

「うん!」



優しく僕を撫でる暖かな手のひら。




「なんでっ!なんでっ生まれてきたのよ!!」

「ごめんなさい、ごめんなさい・・・」




何度も僕を叩く冷たい手のひら。




「凛っ!」


僕を呼ぶ、声。


「凛っ!」


何度も呼ぶ、声。
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