可愛くない同居人。




月に照らされ、淡く輝く凛の金色の髪。






このままでは、駄目だ。


何とか抜け出し、部屋を飛び出そうとした時、凛の囁くような声が聞こえた気がした。









「・・・きて・・・・・せん」



「えっ?」



うまく聞き取れず、凛に近づく。




















「・・生まれてきて・・・・・すみません」
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