可愛くない同居人。
第四章
瞬く流星。
ちょっとでも長くあの人のそばにいたいという気持ちから、
つい、行くのを少し控えるだなんて、言ってしまった。
ヤマトさんになんて話そう・・・。
考えていても仕方がないので、あの人がいない間に、僕は意を決して店へ向かった。
いつのまにか季節は春から夏に変わって、鋭く厳しい日差しが街中を照らしていた。
ずっと外にいれば、熱中症になりそうなぐらい気温が高く暑い。
蝉が、自分の存在を示すように鳴いている。
汗が滲む額を気にしながら、年中冷んやりしている店内へ入った。