可愛くない同居人。
心臓がバクバクいっている。
さらに昨日の話を思い出してしまい、顔が熱い。
「どうしたんですか?」
せっかく扉を閉めたのに、凛が出てきた。
シャワーを浴びていたのか、髪が濡れている。
子供のくせに色っぽい・・・って、なに考えているんだ私は!
「おばさん?」
気がついたら凛が私の顔を覗き込んでいたため距離が近かった。
「近い!」
避けようとして、そのまま後ろに下がったらつまずきバランスを崩した。
「わっ!?」
転ぶ!
瞬時にそう思ったが違った。