センパイ
実は加藤先輩とあたしは
中学校で吹いたからテンポはわかってる。

まぁ中学校の時は
銅賞だったから今年は金賞を目指してる。

1年生がようやくテンポが分かったみたいで
そろそろ合奏が始まるみたい。

いろんなパートが
教室をでて音楽室に向かいだ
した。

あたしも音楽室に向かって教室から出ようとすると

”美羽”と呼ばれた。

あたしがゆっくり振り向くと
あたしのおでこに先輩の手が
触れていた。

「せっせんぱい!?」

「さっき変だったから熱でもあるのかなー?って思って」

気づかれてないって思ってたからビックリした

「あっありがとうございます。
でも大丈夫です。」

「そうか、よかった。」

あたしの頭は大パニックだった。

音楽室に集まると
小村先生が、

もう来ていた。





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