センパイ
学校に向かって自転車をこいでたら
後ろから

「美羽――」って声が。
振り向くと後ろにいたのは

親友の荒野こころがいた。

小学校からの友達で
すごく仲がいい。

「おはよう。こころ」

「おはー!ねぇねぇ、美羽」

「んーなにぃ?」

「好きなひとできたかもしんない~」

「うそーっ!?だって昨日リクくんに
彼女ができたからってチョー泣いてたじゃん」

「それはそれ、これはこれだよww」

・・・どんだけ恋愛体質なんだ。

「ところで美羽ちゃん、好きなひとできたのかい?」

ーーギクッーー

「いや、できないっていうか、いい人がいないっていうか・・・」

「全く美羽は。。。うちら結婚ができる歳だよ!?」

「ハイ。。。知ってます。がんばります。」

「あーでもうちのかわいい美羽がとられちゃうのはなー・・・」

「どっちなのょ!」

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