想い
「りか、離してやれよ」
相手に掴みかかっている、りかのてを離そうとした時だった。
「和人…?」
聞き覚えのある声。
はっ、と女の顔をみると、そこに立っていたのは美咲だった。
「美咲……」
俺はあまりの偶然にビックリしていた。
よりによって、彼女といる時に再会。
なんつう最悪な再会。
「なに〜、知り合い?」
りかが俺と美咲を交互ににらむ。
「う…ん。あの…さ、車きにしなくていいから。たいした傷じゃないし。」
美咲の目を一度も見ることなく、俺はまだ言い足りないとゆう感じのりかを、無理矢理車に乗せ、その場をさった。
目は見れなかったが、1つ見えたものがある。
りかが、掴んでいた美咲の腕。
夏だとゆうのに、長袖のパーカー。
その袖から微かにみえた、無数の傷跡。
「あいつ…、また傷ふえてる。」
「ねぇ!!ちょっと聞いてんの!?」
「え?あっ、ごめん。何?」
「なにじゃないでしょ!だれ?あの女。」
「あぁ…、元カノ…」
「ふ〜ん。なんかテンションおちた。友達のとこいくから、そこでおろして。」「ちょっ…!買い物いかねぇのかよ!」
「もう、いい。行く気なくした。」
そうゆうと、りかは止まった車をバンッ!!とキレ気味でドアをしめた。
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