天神学園高等部の奇怪な面々Ⅷ
何か凄く盛り上がる男性陣。

「黒焦げ」

出麼がチョイチョイと雛菊の肩を叩く。

「秋帆、あんな事言ってる。ホントか」

ヒソヒソ話しているつもりでも、出麼の野生児の耳は誤魔化せない。

「え?何が?」

「雛菊、秋帆に告ったって言ってる」

「えーっ!」

「そうなの?雛菊」

真菜と万里も流石に驚く。

一斉に雛菊に詰め寄る女性陣。

「え、か、勘違いだよ、告ってなんかいないよ?」

スペシャルハレンチの雛菊も思春期女子。

流石に告った告られたの話になると照れる。

「なぁんだ、そうだよねぇ…」

「秋帆君の妄言かぁ…」

つまんない、とばかりに溜息をつく女性陣。

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