天神学園高等部の奇怪な面々Ⅷ
「あーもう!出麼やと埒があかん!」
出麼を下がらせ、八鶴が前に出る。
「チカ!ちょっと落ち着けやお前!」
「何さ?八鶴まで僕にお説教か!」
「説教ちゃうねん!こんな嵐起こしたって何の解決にもならへんやろ!」
「じゃあこの鬱憤はどこにぶつければいいのさっ?」
「こんなんなる前に何で俺らに相談せんねん!俺ら友達やろ!」
「友達がどんなにいたって…」
チカはワナワナと震える。
「僕には秋帆の雛菊ちゃんや、啓太のアリスカちゃんみたいな彼女はいないんだよぉぉおぉおぉっ!」
チカの絶叫と共に、更に激しさを増す暴風雨。
「あっ…!」
流石の生徒会長も美しい白髪を掻き乱されて吹き飛ばされそうになり。
「月様!」
そんな月をイリアが咄嗟に捕まえる。
更にはその二人を。
「甃」
「ほい来た」
出麼の指示で甃の長い体が絡め取り、何とか吹き飛ばされるのを阻止した。
出麼を下がらせ、八鶴が前に出る。
「チカ!ちょっと落ち着けやお前!」
「何さ?八鶴まで僕にお説教か!」
「説教ちゃうねん!こんな嵐起こしたって何の解決にもならへんやろ!」
「じゃあこの鬱憤はどこにぶつければいいのさっ?」
「こんなんなる前に何で俺らに相談せんねん!俺ら友達やろ!」
「友達がどんなにいたって…」
チカはワナワナと震える。
「僕には秋帆の雛菊ちゃんや、啓太のアリスカちゃんみたいな彼女はいないんだよぉぉおぉおぉっ!」
チカの絶叫と共に、更に激しさを増す暴風雨。
「あっ…!」
流石の生徒会長も美しい白髪を掻き乱されて吹き飛ばされそうになり。
「月様!」
そんな月をイリアが咄嗟に捕まえる。
更にはその二人を。
「甃」
「ほい来た」
出麼の指示で甃の長い体が絡め取り、何とか吹き飛ばされるのを阻止した。