天神学園高等部の奇怪な面々Ⅷ
「すごいね、徹底してる。可愛いし働き者だし、完璧じゃん、イリアちゃん」
真菜がイリアに言う。
「私は月様の専属メイドに選ばれた者ですから。これくらい当然です」
イリア、キリッ!と、どや顔。
「選んでいません!」
月が訂正する。
「ならイリアくれ」
人身売買的な問題発言をする出麼。
「出麼はイリアちゃん可愛くて気に入ってるから、仲良くなりたいんだよ」
赤い舌をチロチロ出しながら、甃がフォロー。
フォローという点では、甃もイリア並に有能だ。
しかし。
「申し訳ありませんが…」
イリアは深々と頭を下げた。
「私は月様に一生仕えると心に決めましたので…その申し出はお受けできません、出麼さん」
どうやらイリアは、白神家に永久就職するつもりらしい。
真菜がイリアに言う。
「私は月様の専属メイドに選ばれた者ですから。これくらい当然です」
イリア、キリッ!と、どや顔。
「選んでいません!」
月が訂正する。
「ならイリアくれ」
人身売買的な問題発言をする出麼。
「出麼はイリアちゃん可愛くて気に入ってるから、仲良くなりたいんだよ」
赤い舌をチロチロ出しながら、甃がフォロー。
フォローという点では、甃もイリア並に有能だ。
しかし。
「申し訳ありませんが…」
イリアは深々と頭を下げた。
「私は月様に一生仕えると心に決めましたので…その申し出はお受けできません、出麼さん」
どうやらイリアは、白神家に永久就職するつもりらしい。