天神学園高等部の奇怪な面々Ⅷ
「よっしゃ…こっそり…こっそり行くで…?」

女湯の引き戸に手をかけようとする八鶴。

しかし次の瞬間。

「あれえ?三人とももうお風呂上がったの?早いね~」

勢いよく引き戸が開けられ、中から出てきたのは一糸纏わぬ姿の雛菊!

「「「うぐおあっ!」」」

その刺激的な光景に三人は鼻から出血多量。

大至急輸血の必要がある。

「あっ!こら雛菊ちゃん!浴衣着て出なきゃ駄目だよっ!」

ひぃいぃぃっ!と声を上げる真菜。

「そこのスペシャルハレンチ!貴女、作品公開停止させる気ですかっ!」

月も激怒の上、咆哮を上げるが。

「えー…お風呂上がりアッツイんだもぉん…」

雛菊は男子に見られたという自覚もなく頬を膨らませる。

自分の部屋じゃないんだから…。

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