天神学園高等部の奇怪な面々Ⅷ
「全く…」
風呂上がり。
マッサージチェアに腰掛けて首の後ろの辺りを揉み解されながら、浴衣姿の月は溜息をつく。
マッサージの気持ちよさに対してなのか、生徒達のハッチャケぶりに対してなのか、溜息の判断は難しい。
「お疲れのようですね、月様…心中お察しいたします」
風呂上がりでもキッチリメイドドレスを着こなしているのはイリア。
流石生徒会長専属メイド、徹底している。
彼女が本当に月の心中を察しているかどうかは疑問が残るが。
「この分だと、我が学園の生徒達は消灯時間以降も騒動を起こす可能性がありますね」
首の後ろの次は背筋。
マッサージに気持ちよさげに目を閉じつつ、生徒会長の明晰な頭脳は働き続ける。
「後手後手に回っては不利…イリアさんも監視の目を光らせておいて下さい」
「仰せのままに」
イリアは恭しく頭を下げた。
風呂上がり。
マッサージチェアに腰掛けて首の後ろの辺りを揉み解されながら、浴衣姿の月は溜息をつく。
マッサージの気持ちよさに対してなのか、生徒達のハッチャケぶりに対してなのか、溜息の判断は難しい。
「お疲れのようですね、月様…心中お察しいたします」
風呂上がりでもキッチリメイドドレスを着こなしているのはイリア。
流石生徒会長専属メイド、徹底している。
彼女が本当に月の心中を察しているかどうかは疑問が残るが。
「この分だと、我が学園の生徒達は消灯時間以降も騒動を起こす可能性がありますね」
首の後ろの次は背筋。
マッサージに気持ちよさげに目を閉じつつ、生徒会長の明晰な頭脳は働き続ける。
「後手後手に回っては不利…イリアさんも監視の目を光らせておいて下さい」
「仰せのままに」
イリアは恭しく頭を下げた。