天神学園高等部の奇怪な面々Ⅷ
「うぶっ!」

ぼふっ!と枕を顔で受け止めたチカ。

「このっ…やったな万里!」

チカはお返しとばかりに枕を投げ返す!

「おっと」

これを万里は回避し。

「ぎゃっ!」

万里の後ろにいた秋帆がとばっちりを受ける。

「加勢するよっ、万里ちゃん!」

真菜が手近にあった枕を投げる!

「うわっと!」

チカは咄嗟に秋帆を盾にして防御。

「助太刀するで、チカ!」

八鶴が援護の枕を投げると。

「あうっ!」

よろめいた秋帆の背中に当たった。

「おのれ男子、二人がかりとは卑怯なりっ!」

面白がって参戦した雛菊の投げた枕もまた。

「うぎゃっ!」

秋帆の後頭部に当たる。

「秋帆、ドン臭い」

出麼が無表情で呟いた。

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