君のためにできること
死は誰にでも平等に訪れる。


与えられた生をまっとうし、与えられた寿命で人生を終えたい。俺は昔、そう思っていた。でも、それは、人間の欲にしか過ぎないことを知った。


俺が、事故で死んでいたはずなのに、助かったのは、未来を歪めている。その代償がクリスマスに死ぬということなのか?


結局、助かった命でも、歴史の流れには勝てないのか。


俺には、わからなくってきた。
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