星屑の中
(え………?)
突然の彼の言葉に、唖然としたのは私だけではない。
さっきまでキャーキャー言っていた女達も、一瞬にして固まった。
「ねぇ、聞こえなかったの?もう行って、って、言ったんだけど?」
あまりの驚きに何も言えずにただ固まっていたからか、さっきよりも苛立ったような声が聞こえた。
その声で漸く脳が活動を再開し、私は女達の様子を見た。
「あ……」
と小さな声を上げ、みるみる目に涙を溜めていく。
「ご…、ごめんなさっ…」
「いいから、早く行って。声聞くだけで鳥肌立つ」
女達の謝罪すらさえぎり、冷めた目で辛辣な言葉を吐く男。
(何、コイツ……)
女達はついに泣き出し、学校の中へ駈け込んでいった。