海の星
”じゃあ、来週でも行こうか。天気のいい日。夜景見に連れて行くよ”

”ほんと??夜景とか久々。楽しみにしてるね”

この日から、しょうたくんとの、毎日メールする日々が続いた。

私も、メールとか嫌いじゃなかったし、しょうたくんも、割とメールするのが好きみたいで、お互い一日中メールをした。

仕事中も、お互いゆるい仕事のせいか、メールをやめなかった。

そんな中、二人で遊ぶ初めての日。仕事終わりに、家までしょうたくんが迎えに来てくれた。

「やほ、お疲れ様です。」

『お疲れ。とりあえず、ご飯でもいこうか☆』

「そだね、なんでもいいよ。しょうたくん決めて。」

『うーん、とりあえず、ファミレスでいい??』

「なんでもいいよ。いこうぉぉ」

やっぱりしょうたくんと話すと面白くて、会話が途切れることはなかった。

車の中でも、お店でもいっぱい話をした。その時間が楽しくって、すぐに時間は過ぎていった。

『そろそろ、暗くなってきたし、夜景見にでも行く??』

「行こう。楽しみなんだけど。久しぶりだからさ。」

『そうなの??デートとかで行かないの??』

「・・・嫌味ですか。。。彼氏どんだけいないか言ったよね」

『いや、彼氏いなくたって、デートとかするじゃん。ほら、ゆいかちゃん交友関係広いみたいだし、出会いとかもいっぱいありそうジャン』

「ないよ!!ってかデートしてくれる人はほとんどいません!!むしろゼロ」

『じゃあ、本当に久しぶりだ。まぁ、綺麗なところに連れて行っちゃるから怒らないでね☆』

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