最低王子と小悪魔女

 ちっとも悪いと思ってなさそうにいうから、余計に腹が立つんだ。
 あたしの性格は知り尽くしてるだろうに、考えなしにこういうことするんだよな。こいつは。


「おーい波月ー」

「今日は忙しいの! あんたに付き合ってるヒマはないっ!」


 たとえ死ぬほどヒマだったとして、絶対付き合ってやるかっ! この馬鹿王子!





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