揺れない瞳
「あ……ありがとう……」
優しさに溢れた言葉を聞かされて、思わず反射的にそう言ってしまった私に、央雅くんは苦笑した。
「芽依ちゃんに似ている結乃に惹かれた事は否定しないけど、その気持ちを失くした俺自身のフラットな気持ちも、結乃を求めてたと思う。これからの結乃を見ていたいし、結乃にも、芽依ちゃんのように幸せになってもらいたい」
「芽依さんのように?」
「そう、芽依ちゃんが夏基さんと出会って愛されて、幸せを掴んだように、結乃にも幸せになって欲しいしそれを俺が叶えてやりたいと、思う」
「あの……それって、私の事」
「うん。愛しいと思ってる。寂しい表情している結乃じゃなくて、何気ない毎日を笑って過ごしている結乃を見ていたい。
それに、俺以外の男と過ごす時間があるのなら、俺と過ごせよって思う」
いつも余裕に満ちていて、強気な言葉と拒否を許さない態度で私に接する央雅くんは、今もやっぱりいつもの央雅くんだ。
「私は……えっと……央雅くんの近くにいてもいいの?」
「ああ。俺の近くで笑ってろ。一人で過ごす毎日が寂しいなら俺が慰めてやる。
寂しいと思う気持ちを素直に認めて、安心して寂しがれ」
「あの……それって、央雅くんは……」
優しさに溢れた言葉を聞かされて、思わず反射的にそう言ってしまった私に、央雅くんは苦笑した。
「芽依ちゃんに似ている結乃に惹かれた事は否定しないけど、その気持ちを失くした俺自身のフラットな気持ちも、結乃を求めてたと思う。これからの結乃を見ていたいし、結乃にも、芽依ちゃんのように幸せになってもらいたい」
「芽依さんのように?」
「そう、芽依ちゃんが夏基さんと出会って愛されて、幸せを掴んだように、結乃にも幸せになって欲しいしそれを俺が叶えてやりたいと、思う」
「あの……それって、私の事」
「うん。愛しいと思ってる。寂しい表情している結乃じゃなくて、何気ない毎日を笑って過ごしている結乃を見ていたい。
それに、俺以外の男と過ごす時間があるのなら、俺と過ごせよって思う」
いつも余裕に満ちていて、強気な言葉と拒否を許さない態度で私に接する央雅くんは、今もやっぱりいつもの央雅くんだ。
「私は……えっと……央雅くんの近くにいてもいいの?」
「ああ。俺の近くで笑ってろ。一人で過ごす毎日が寂しいなら俺が慰めてやる。
寂しいと思う気持ちを素直に認めて、安心して寂しがれ」
「あの……それって、央雅くんは……」