揺れない瞳
そして。
私と央雅は、父さんからの援助に存分に甘えさせてもらいながら、ちゃんと愛し合っている。
一人前のお医者様になるまでにはまだ何年もかかる央雅とはすれ違いも多いし、ゆっくりと二人で和む時間もあまりない。
私はモデルとして不規則な毎日を送っているし央雅も必死で勉強してるし。
今、こうして央雅の寝顔を見る時間ですら久しぶりに思える。
夕べ、研修のレポートを遅くまで書いていた彼は、明け方ようやくベッドに入ってきた。
私をぎゅっと抱きしめながら、すぐに眠りに落ちた体はとても疲れていて大変そうだ。
できれば、そんな央雅の側に四六時中寄り添って、奥さんらしい事をたくさんしてあげたいけれど。
『中途半端にしない』という約束を守りつつ、自分自身も楽しくて仕方がないモデル業を中心に据えて、私の時間はまわっている。
申し訳なさをかなり感じる。
一緒にいられる時間は極端に少ないし、結婚している意味ですら見失いそうにもなる。
何より、央雅不足に陥ってしまう私は、寂しくて悲しくて仕方がない。
モデルをやめようかと思ったことも一度や二度じゃない。
けれど、その度に
『なかなか会えなくても、ちゃんと愛してるから、頑張れ』
と私が欲しい言葉をくれる。
私も愛してると、何度も呟いて。
私たちは、なかなか甘くて、他人からは迷惑この上ない、愛情に満ちている夫婦だ。
私と央雅は、父さんからの援助に存分に甘えさせてもらいながら、ちゃんと愛し合っている。
一人前のお医者様になるまでにはまだ何年もかかる央雅とはすれ違いも多いし、ゆっくりと二人で和む時間もあまりない。
私はモデルとして不規則な毎日を送っているし央雅も必死で勉強してるし。
今、こうして央雅の寝顔を見る時間ですら久しぶりに思える。
夕べ、研修のレポートを遅くまで書いていた彼は、明け方ようやくベッドに入ってきた。
私をぎゅっと抱きしめながら、すぐに眠りに落ちた体はとても疲れていて大変そうだ。
できれば、そんな央雅の側に四六時中寄り添って、奥さんらしい事をたくさんしてあげたいけれど。
『中途半端にしない』という約束を守りつつ、自分自身も楽しくて仕方がないモデル業を中心に据えて、私の時間はまわっている。
申し訳なさをかなり感じる。
一緒にいられる時間は極端に少ないし、結婚している意味ですら見失いそうにもなる。
何より、央雅不足に陥ってしまう私は、寂しくて悲しくて仕方がない。
モデルをやめようかと思ったことも一度や二度じゃない。
けれど、その度に
『なかなか会えなくても、ちゃんと愛してるから、頑張れ』
と私が欲しい言葉をくれる。
私も愛してると、何度も呟いて。
私たちは、なかなか甘くて、他人からは迷惑この上ない、愛情に満ちている夫婦だ。