シェリの旅路
「なんか……聞こえないか?」
ジオは二人に問う。
『バイオリン?』
キミはジオを見上げて言う。
「……チュチュシティは
もう人はいないはず。
そうするとしたら……」
フランは音色を怪しんで言い、
全員の脳裏にひとつの可能性が
浮かんだ。
「『共鳴者!?』」
一同は同時に叫ぶ。
ジオは走り出したが、
すぐに足をとめた。
「愛をなくした者だったら
どうする?」
ジオは二人に問いかけた。
『わからないけど
行ってみなくちゃ!
弱気はダメだよ、ジオ!』
キミはジオに喝をいれた。
「魔力は感じないみたいよ。
ジオ、遅いから乗って!」
フランはトランクの高度を
さげてジオに寄せた。
ジオは恐る恐るそれに
飛び乗った。
「オレはお前らとは違って
飛べないんだからな!
安全運転しろよ!」
ジオはトランクを
しっかり握った。
フランは音色が東から
聴こえると判断し、
そちらの方向へ飛んだ。
ジオは二人に問う。
『バイオリン?』
キミはジオを見上げて言う。
「……チュチュシティは
もう人はいないはず。
そうするとしたら……」
フランは音色を怪しんで言い、
全員の脳裏にひとつの可能性が
浮かんだ。
「『共鳴者!?』」
一同は同時に叫ぶ。
ジオは走り出したが、
すぐに足をとめた。
「愛をなくした者だったら
どうする?」
ジオは二人に問いかけた。
『わからないけど
行ってみなくちゃ!
弱気はダメだよ、ジオ!』
キミはジオに喝をいれた。
「魔力は感じないみたいよ。
ジオ、遅いから乗って!」
フランはトランクの高度を
さげてジオに寄せた。
ジオは恐る恐るそれに
飛び乗った。
「オレはお前らとは違って
飛べないんだからな!
安全運転しろよ!」
ジオはトランクを
しっかり握った。
フランは音色が東から
聴こえると判断し、
そちらの方向へ飛んだ。