シェリの旅路
ショーンは優しかった。


魔法使いということで

差別をうけていると何となく

子供ながらに理解して

学校でも私が虐められないように

いつも側にいて守ってくれた。

魔法が使える人間は、

その特有な緑色の瞳で

すぐに魔法使いだと

ばれてしまう。


学校では差別もあったが

幸せな場所でもあった。


10歳から受験資格がある

魔法使いの免許を取得した後は

少なからず、友人もできた。


特に

親戚に魔法使いがいるという

マリーアンは誰よりも

理解力と包容力があって

私達はすぐに仲良くなり

親友となった。


私の側にはいつも

ショーンとマリーアンがいた。

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