シェリの旅路
朝になり、早起きのキミは

仲間を起こしてまわった。


『ジオ、おはよう』


キミは一番にジオを

起こしに行った。


「おはよう、ミル」


『?ジオったら寝ぼけちゃて。

キミはキミだよ』


キミは笑いながら言って

フランを起こしに向かった。


ジオはキミに言われ、

自分が今、キミに何を言ったか
気づいた。


後悔したがもう戻れないような

気さえした。


『フラン、おはよう。

あ、もう起きてた?』


フランはあれから結局眠れずに

起きていた。


「おはよう。朝食の支度するわね」


身仕度がすっかり整っていた

フランは言った。


『キミ、ハーヴァルドと

ヴァネッサ起こしてくる』


キミは飛んでいった。

優しいキミの笑顔を見て、

信頼できない自分がなんだか

悪い気がしてため息をついた。


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