シェリの旅路
(……奴等を倒したらこの世界を
今度こそ終わらせる。
もし襲ってきたら邪獣を
召喚するしかない……)
シェリはエッグ塔最上階から
共鳴者達を見下ろしていた。
エッグ塔1階。
ホールの中央についたところで
シェリは共鳴者に話しかけた。
「お兄さん達が石に
ならなかった人達だね。
はじめまして、シェリだよ」
シェリの声だけがホールに
木霊している。
「シェリ、オレ達は
お前の仲間だ。
だから石にならなかった。
お前を助けるために
ここまで来たんだ」
ジオはどこにいるのか
わからないシェリに訴える。
「ぼくを助ける?
ぼくもお兄さんたちも
もうすぐ死ぬんだ」
「じゃあ、私達があなたの元へ
たどり着いたら大人しく
話をきいてくれるわね?」
フランは魔力を感じて言う。
「……いいよ。ぼくは最上階に
いるから魔獣を倒して
登ってきなよ。
各階に一匹、魔獣を
用意するから一人で一匹倒せば
お姉さん達の話を聞いてあげる」
今度こそ終わらせる。
もし襲ってきたら邪獣を
召喚するしかない……)
シェリはエッグ塔最上階から
共鳴者達を見下ろしていた。
エッグ塔1階。
ホールの中央についたところで
シェリは共鳴者に話しかけた。
「お兄さん達が石に
ならなかった人達だね。
はじめまして、シェリだよ」
シェリの声だけがホールに
木霊している。
「シェリ、オレ達は
お前の仲間だ。
だから石にならなかった。
お前を助けるために
ここまで来たんだ」
ジオはどこにいるのか
わからないシェリに訴える。
「ぼくを助ける?
ぼくもお兄さんたちも
もうすぐ死ぬんだ」
「じゃあ、私達があなたの元へ
たどり着いたら大人しく
話をきいてくれるわね?」
フランは魔力を感じて言う。
「……いいよ。ぼくは最上階に
いるから魔獣を倒して
登ってきなよ。
各階に一匹、魔獣を
用意するから一人で一匹倒せば
お姉さん達の話を聞いてあげる」