シェリの旅路

別れの時

シェリは気分が落ち着いてから

人々を人間に戻した。


「これで魔法はとけたよ」


シェリは言う。


突如光に包まれ、

気がつくと目の前に

女神アフロディアがいた。


『アフロディア様!』


キミは叫ぶ。


『共鳴者達よ、よくやった。

世界は元に戻った。

礼を言おう』


アフロディアは笑顔で言う。


「シェリ、お前はこれから

少しずつヴァネッサの元で

心を取り戻していきなさい」


アフロディアは言う。


「はい」


『世界を救ったお前達の願いを

一つ叶えてやろう』


アフロディアは共鳴者達に

向きなおって言う。


「それじゃあ、僕は燃えて

しまった家などを元に戻して

ほしいです。腐ってしまった

食料等も。

国民は石になった事を

覚えている方々も

いるでしょうし、季節も春から

夏に変わってしまったので

混乱が生じるのは

避けられませんが、出来るだけ

最小限にしたいです」


ハーヴァルドは言った。


ハーヴァルドの意見に

全員賛成し、

願いは聞き届けられた。
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