シェリの旅路
女神が用意した聖獣に

一行は乗り、

各自帰ることになった。


「フラン、城についたら

まず父にあなたを

紹介しますから」


ハーヴァルドは笑顔で言う。


「えぇ」


フランも微笑み返す。



ハーヴァルドの城には

すぐに着き、別れの時が

やってきた。


「皆さん、今まで

ありがとうございました。

手紙書きますね。城にもぜひ

遊びに来てください。

フランと待ってます」


ハーヴァルドは

ジオ、ヴァネッサ、キミ、

シェリと握手をして言う。


「シェリ。魔法使いに

なりたかったらいつでも

力を貸すわ。

ヴァネッサ、シェリを

頼んだわよ。

ジオ、告白頑張って。

キミ、人間になったら……

水晶で探して会いにいくわ」


フランも別れを惜しんで、

仲間と握手する。


『頑張るね!二人ともお幸せに』


キミは手をふって言う。


二人はフランのトランクに

乗って城の敷地内に

降りていった。


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