シェリの旅路
キミは深い眠りの中にいた。
『キミ、キミ』
聞き覚えのある女の声に
キミは起こされる。
『……アフロディア様。
……わたし、なんだかとても
眠い』
キミはだるい体を起こしながら
言う。
『それは眠り続けている
お前の体にお前が戻り始めて
いるからだ。恋する心を
取り戻したのだな?』
『はい。キミは妖精だから
恋は叶わなかったけど人間に
戻ったら素敵な恋をします』
キミは笑顔で言う。
『よろしい。これは妖精を
卒業した証だ』
女神はクリスタルを
キミに授ける。
『綺麗。……キミの時の記憶は
忘れてしまうんでしょうか?』
キミはクリスタルを抱きしめて
見つめ、問う。
『記憶は残しておこう。
また妖精になられたら
困るからな』
アフロディアの言葉にキミ
……いや、女は笑って
「良かった。いつかきっと
大切な仲間たちに
会いに行きます」
クリスタルを両手に包み、
女神に祈るように誓って消えた。
『キミ、キミ』
聞き覚えのある女の声に
キミは起こされる。
『……アフロディア様。
……わたし、なんだかとても
眠い』
キミはだるい体を起こしながら
言う。
『それは眠り続けている
お前の体にお前が戻り始めて
いるからだ。恋する心を
取り戻したのだな?』
『はい。キミは妖精だから
恋は叶わなかったけど人間に
戻ったら素敵な恋をします』
キミは笑顔で言う。
『よろしい。これは妖精を
卒業した証だ』
女神はクリスタルを
キミに授ける。
『綺麗。……キミの時の記憶は
忘れてしまうんでしょうか?』
キミはクリスタルを抱きしめて
見つめ、問う。
『記憶は残しておこう。
また妖精になられたら
困るからな』
アフロディアの言葉にキミ
……いや、女は笑って
「良かった。いつかきっと
大切な仲間たちに
会いに行きます」
クリスタルを両手に包み、
女神に祈るように誓って消えた。