シェリの旅路
(……この声、どこかで
聞いたことがあるような)
ヴァネッサは首を傾げた。
「〝さん〟なんて。
ヴァネッサでいいわ。
賞をもらえたのはやっぱり
心を取り戻したおかげね。
女神様の力も残ってるし」
「そういえば、シェリは
どうした?」
ジオがシェリの姿が
見えない事に気付いて問う。
「学校よ。すぐ帰ってくると
思うわ。それまでお茶でも
飲みましょう」
ヴァネッサに案内され、
ジオ達はヴァネッサの部屋へ。
ヴァネッサはミルに
聞きたい事があった。
「ねぇ、ミル。どうしてジオと
やり直そうと思ったの?」
「わたしもジオの事、
忘れられなかったし、
何よりジオが別れた理由とか
全部話してくれて
許せたからかな」
ミルはジオが隣にいるので
少し言いにくそうに言う。
「あんたも幸せ者ねぇ。
愛しのミルと一緒にいたら
男前になったんじゃない?」
「冷やかすなよ」
ヴァネッサの冷やかしに
居心地の悪くなったジオは
テラスに移動した。
それを見て女子二人は笑う。
聞いたことがあるような)
ヴァネッサは首を傾げた。
「〝さん〟なんて。
ヴァネッサでいいわ。
賞をもらえたのはやっぱり
心を取り戻したおかげね。
女神様の力も残ってるし」
「そういえば、シェリは
どうした?」
ジオがシェリの姿が
見えない事に気付いて問う。
「学校よ。すぐ帰ってくると
思うわ。それまでお茶でも
飲みましょう」
ヴァネッサに案内され、
ジオ達はヴァネッサの部屋へ。
ヴァネッサはミルに
聞きたい事があった。
「ねぇ、ミル。どうしてジオと
やり直そうと思ったの?」
「わたしもジオの事、
忘れられなかったし、
何よりジオが別れた理由とか
全部話してくれて
許せたからかな」
ミルはジオが隣にいるので
少し言いにくそうに言う。
「あんたも幸せ者ねぇ。
愛しのミルと一緒にいたら
男前になったんじゃない?」
「冷やかすなよ」
ヴァネッサの冷やかしに
居心地の悪くなったジオは
テラスに移動した。
それを見て女子二人は笑う。