シェリの旅路
「ジオ、こんなところで
何してるの?」
オレは声に驚いて振り返る。
オレが秘密の花畑の入口の
鍵をあけている時だ。
声の主は、オレの想い人
ミルクレア。
淡い栗色の
少しウェーブがかった髪が
風に揺れた。
「ミ、ミル!
……ミルこそどうしたんだ?
こんなところで。一人か?」
オレは花畑がばれるのでは
ないかと焦りながら問う。
「うん。ひとり。……鍵?
ここに何かあるの?
わたし、こんなところに教会が
あったなんて初めて知ったわ」
ミルはオレに歩み寄り
オレの手元を覗きこんで
問いかけた。
「じゃあ、なんで
こんな村はずれに?」
オレはまだ
ミルに告白していなかった。
告白が上手くいって
両想いになったら
連れて来たかったので、
なるべく話をそらそうとする。
何してるの?」
オレは声に驚いて振り返る。
オレが秘密の花畑の入口の
鍵をあけている時だ。
声の主は、オレの想い人
ミルクレア。
淡い栗色の
少しウェーブがかった髪が
風に揺れた。
「ミ、ミル!
……ミルこそどうしたんだ?
こんなところで。一人か?」
オレは花畑がばれるのでは
ないかと焦りながら問う。
「うん。ひとり。……鍵?
ここに何かあるの?
わたし、こんなところに教会が
あったなんて初めて知ったわ」
ミルはオレに歩み寄り
オレの手元を覗きこんで
問いかけた。
「じゃあ、なんで
こんな村はずれに?」
オレはまだ
ミルに告白していなかった。
告白が上手くいって
両想いになったら
連れて来たかったので、
なるべく話をそらそうとする。