シェリの旅路
「私、魔法使いなんです。
町にいる魔法使いは
私の母と私だけで。
人が石になるなんて
魔術が絡んでいるのは
間違いないでしょう?
だから目的地の町に魔術師が
潜んでいたら対抗できない
ということで選ばれました」
フランは魔法使いである
資格証を見せながら説明する。
ジオは資格証を見てほっとし、
納得もした。
「ありがとう。疑って悪かった」
『じゃあ話すよ。
人を石にしてるのは、
愛をなくした者の
仕業なんだって。共鳴者は
愛をなくした者に共鳴したから
石にならないの。共鳴者も何か
なくしてるから。なくした心を
取り戻して愛をなくした者に
愛を取り戻させるのが
共鳴者の使命なんだよ。
キミは共鳴者を見つけるのが
使命なの』
キミは簡単には説明する……
と言っても彼女も詳しい事は
何もわからない。
(うわぁ。面倒くさそう。
妖精の話によると
今、会ったばかりのこの人と
旅をしていかないとなんでしょ?
妖精の話が本当とは限らないし
厄介事に巻き込まれるなんて
嫌よ。用は済んだし
すぐに離れるのが先決ね)
町にいる魔法使いは
私の母と私だけで。
人が石になるなんて
魔術が絡んでいるのは
間違いないでしょう?
だから目的地の町に魔術師が
潜んでいたら対抗できない
ということで選ばれました」
フランは魔法使いである
資格証を見せながら説明する。
ジオは資格証を見てほっとし、
納得もした。
「ありがとう。疑って悪かった」
『じゃあ話すよ。
人を石にしてるのは、
愛をなくした者の
仕業なんだって。共鳴者は
愛をなくした者に共鳴したから
石にならないの。共鳴者も何か
なくしてるから。なくした心を
取り戻して愛をなくした者に
愛を取り戻させるのが
共鳴者の使命なんだよ。
キミは共鳴者を見つけるのが
使命なの』
キミは簡単には説明する……
と言っても彼女も詳しい事は
何もわからない。
(うわぁ。面倒くさそう。
妖精の話によると
今、会ったばかりのこの人と
旅をしていかないとなんでしょ?
妖精の話が本当とは限らないし
厄介事に巻き込まれるなんて
嫌よ。用は済んだし
すぐに離れるのが先決ね)