私と君が出逢った場所


「彩!!」

私は声がする方に振り向いた。

『あ、圭太!どうしたの?』

「あぁ。俺基本あんま歌わないし」

圭太はこう言ったけどいつもなら歌ってる圭太がどうして話しかけるんだろう?って思った。

でも私は、

『ごめん、人探してるから。』

と言って外に出ようとした瞬間―――

「待てよ!!」

圭太は私の腕を掴んで言った。

「彩さ、もしかして関根の事好き?」

私は圭太の発言に戸惑った。

『なんでー…。』

「彩さ、俺が今どんな気持ちで彩と話してるかわかる?」

『え?』

私は圭太が話そうとしている事が良くわからなかった―――。


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