私と君が出逢った場所
―関根side―
やっぱり俺…
カラオケ苦手だわ。
そう思った俺は外に出た。
後ろから誰かが追いかけてくる気配がした気がしたけど誰もいなかった。
(気のせいか――…)
「永久ー!!!」
後ろから声をかけてきたのは萌だった。
「萌ー…」
俺は反射的に言った。
萌は、
「何その言い方(笑)」
と言ってちょっとブスーっとした顔して俺に言った。
「あ、いや、ごめん。」
俺はなんかわからないけど萌に謝ってしまっていた。
「やっぱ永久って変わってる(笑)」
萌は笑いながら言った。
「永久…話したい事あるんだけど…」
なんだか萌は悲しい顔しながら言った。
俺は、
「あ、うん。」
と短文に応えた。
なんだか俺は嫌な予感がした―――。
「なんで、まっちゃんと話してたの?」
やっぱりだ。
なんで萌がこんなにも怒ってるのかはわかないが嫌な予感が的中。
「別にたいした事じゃねーよ。」
だって俺と松嶋はなんも関係ないし、それにあまり話した事もねーのになんで松嶋と話してたの?って言われても…
俺の彼女は萌なのに…
なんでそんな事聞くのだろう?