私と君が出逢った場所
―関根side―
俺はどうしてもすぐに彩に逢いたかった。
なんだか彩が誰かにとられてしまうんじゃないかって。
「…や…彩!!!」
俺はとっさに彩に話しかけた。
彩は、なんだか顔が真っ赤でちょっとボーっとしてるようにも見えた。
(そういえば彩の家の近くに江面んちがあるんだよな)
―――そう俺は江面が彩の事が好きっていうのは知っている。
彩が江面にとられるんじゃないかって俺はものすごく焦っていた。
彩は俺が抱き寄せた事にびっくりしていた。
(俺達付き合ってるのに)
そう思った俺はなんだか悲しかった。
―――でも俺がびっくりしたよ
だって――――――。